2012年10月27日土曜日

十三夜の土曜日に

昼前に家を出て、病院に向かう前にUNIQLOに寄ってkーcoさんのリクエストのカーディガンを購入しました。
店内は給料日後の土曜日ということもあり、レジ前には長蛇の列です。(≧∇≦)

リクエストの商品は完売で、仕方だないので似たようなデザインのカーディガンを購入して、次はドラッグストアに寄って、口腔ケアの保湿スプレーを探したのですが取り扱いがないとの事で諦めます。

今日はいつものお洗濯と、酸素マスク装着のレクチャーを看護師さんから受ける予定です。

病院へは1時すぎに入りました。

取り敢えず先に洗濯に取り掛かりながら、五日ぶりにkーcoさんと会話しながら、今後の事を確認します。

というのは、長期の入院が最長で三ヶ月という病院の方針上、退院して自宅療養介護を二週間ほどして再入院するか、別の受け入れ先病院を探して現在の病院と交互に入院療養を行うか?の選択をしなくてはならないからです。

一応、本人の意志は、自宅での介護は現状では不安がある・・・という事、介護ヘルパーが抜ける独居の時間帯が、当人にとっても私にとっても不安であるということ。

そんな事を考え合わせて、月曜日、ドクターとケースワーカーとの相談です。

会話を終えて、洗濯物を乾燥機に移して1時待ちの間に、いつもの散歩に出掛けます。

いつもの駐車場に出てみると、今日は先客がいらっしゃって、その方の周囲には三匹もの猫が集まってました。
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やはり入院されている方々の癒しの存在なんでしょうね。
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小一時間、外を回り、病室に戻ると、今度は、私がレクチャーを受ける番です。
今日は、kーcoさんへの酸素マスクの装着の練習と呼吸器ユニットの電源スイッチ確認です。

最初に看護師さんが手本を見せて、実際にやってみます。

今日のところは、マスク固定のベルトの加減がキモですね。

キツすぎず、緩くなく。

今日のところはこんなところです。

2012年10月21日日曜日

入院一月経過

毎週訪れる箱根病院は、箱根登山鉄道の風祭駅から山側の出口を出て、なだらかな坂を上って向かいます。
病院の敷地内の公園から見下ろすと、こんな感じで風祭駅が見えます。

今日も一週間ぶりにK-coさんを見舞ってきました。

事前に、UNIQLOに立ち寄って、K-coさんの秋冬物の衣料を購入して、病室に着いたのは14時前頃。

話しかけると、先週からイロウからの経管栄養の量が増えたということでした。

先週は酸素マスクが当たる鼻の部分に少し赤みがあったのが、今日は、バンドエイドが貼られていました。
かぶれ防止でしょうか?

早速、K-coさんに、購入したヒートテックの長袖T-シャツを品定めしてもらいながら、近況など尋ねます。

経管注入食も一ヶ月を過ぎて大分慣れた様子でした。

いつものように、洗濯に取り掛かり、その間に、車椅子で、病院の周りの秋の行楽です。(笑)

病室内では、半袖T-シャツ一枚で居るK-coさんにフリースを羽織らせ、車椅子に移乗させると出発です。

外に出ると先週と同様にポカポカと陽が射しているもののやはり秋の風がそよいでいます。

今日はいつものコースです。
玄関を出て、休日なので車の少ない駐車場をぐるりと回ります。

そこに、先週も居たネコが、藪から登場です。

K-coさんは目ざとくその姿を見つけます。

ネコも私たちを記憶しているのか、目の前をゆっくり通り過ぎると、日向で、ゴロンと横になり先週同様の格好を披露します(^^

 遠目ですが、そのネコは女の子だとK-coさんは言います。

なるほど、それで愛想がいいのですかね?

ひとしきりそのネコを眺めながら、次の場所に移動します。

風祭の駅が見下ろせる公園まで車椅子を押しながら、取り留めの無い会話を、K-coさんの発する言葉に聞き耳を立てながら進みます。

藤棚のあるその公園には、いくつかの椅子とテーブルがあり、そこは入院患者さんの憩いスポットです。

よく、電動車椅子で散歩して、ここで一服する他の患者さんの姿を見かけるのですが、日曜日のお昼過ぎ、その場所には私たちだけでした。

テーブルそばに車椅子停めて、私も腰を下ろして、二人して一服です。
今のK-coさんにとってはこうして週に一度、私が訪れた時の唯一の楽しみです。

食べる楽しみも無く、日中は殆どベッドで過ごす状況の中、その楽しみを否定するわけにもいかず、きっと先生に知られると叱られるのを覚悟で、火をつけたタバコをK-coさんに手渡すと、殆ど吸い込む力の失われた口を一生懸命にもぐもぐさせて、吸おうとしてますが、上手く吸えない様子は見ていて切なくなります。

でも、タバコの煙の香りだけでも満足そうにしてます。

そんな様子を、また別のネコが近づいてきて見ています。

ふと時計を見ると、洗濯がそろそろ終わる時間になったので、病室に戻り支度をしていると、「もう一本吸いたいね。。」と声がします。(^^;

苦笑しながら、今度は場所を移動して、もう一本。

満足したのか、吸うことに疲れたのか、「もういい」と、吸いかけのタバコを私に手渡します。

さ、洗濯も終わった頃だし、お楽しみも済んだ、病室に戻ります。

病室に戻ると、次来るときカーディガンを持ってきて欲しいというので、ちゃんとメモして、次回の約束です。

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いつの事を、いつものように、戻れないのなら、せめてこのままで止まっていてくれと思う週末










2012年10月14日日曜日

見舞い週末

週末の約束事。
昨日、土曜日は風祭に行って妻の様子伺いと洗濯、そしてお散歩。

昨日は、先週撮った東京駅の赤レンガ駅舎の写真を見てもらえるように7インチタブレットに収録して持って行きました。

病室に顔出したのはお昼過ぎ。

胃瘻注入を済ませて、横になってテレビを見てました。

声をかけ、様子を尋ねるとまずまずの様子。

以前より若干、顔が痩せた感じに思える。

早速、洗濯物を持って、コインランドリーに行き洗濯開始したら、45分のお散歩。

車椅子に看護師さんに手助けしてもらって移乗させるとお散歩スタートです。

秋の日差しがポカポカと良い秋晴れの土曜日、病院から見降ろす箱根へと向かう幹線道路は観光バスが行き交っています。

絶好の行楽日和なんですね。

私達は、車椅子で院内敷地のツアー(笑)

持ってきたタブレットで東京駅の赤レンガ駅舎写真を見せて過ごします。

途中、タバコを吸いたいというので、一本だけ火をつけてあげると、吸うちからが無いにせよ、一応、タバコの煙を味わっている様子^_^

帰り道、駐車場の隅っこに猫を見つけたカミさん。

車椅子を猫の近くに車椅子を押して行くと、猫はこちらを振り返り、目の前でゴロンと横になり媚びうるようにこちらを見てます。

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おおっ!洗濯が終わる時間だ、急いで病室に戻ります。

戻ってみると、既に洗濯が終わっており、急いで、K-coさんをベッドに戻して、洗濯場にいき、今度は乾燥60分。

一週間ぶりに外の空気を吸ってややご満悦な様子のK-coさん。

横になると、再びテレビです。

時折、思い出したようにおしゃべりして、乾燥が終わるまでベッドサイドで過ごして、時間を潰します。


乾燥が終わったので、取りに行っている間に、K-coさんは、カフアシストで、痰の排除を行っているところでした。

「吸って吸ってぇ~」「はい、吐いてぇ~~」の掛け声が響きます。

そのかたわらで、私は終わった洗濯物をしまい込みます。^^;

さぁ、16時を過ぎました。

次回の訪問を約束して、病室を後にします。

病院をでて、空を見上げると、うろこ雲が空一杯に広がって、秋を実感


2012年10月7日日曜日

週末のお見舞いに

先週火曜日の訪問以来4日ぶりに様子を伺いに行ってきました。

最近は、メールをいれても返事を打てないようなので、私からの一方通行メールです。
ですから、ご機嫌伺いのメールを入れても返事はないのですが見てくれてはいるようです。

病室にいくと例によって横になってのテレビ鑑賞でしたが、すぐに気づいてくれました。

kーcoさんのベッドサイドに折りたたみの椅子を置いて腰掛けて、体調を尋ねながら、洗濯の準備です。

洗濯¥100、45分
乾燥¥100、60分です。

その間は、特にこれと言った話題もなく、傍に居るだけでK~coさんはテレビ、私は読書をして洗濯が終わるのを待ちます。

就寝時に装着する酸素マスクのズレに関して尋ねると装着の上手な看護師の時はズレなくて朝までちゃんとしているのだそうで、丁度、様子を見にきてくれた看護師が上手な人なんだと教えてくれました。

そんな会話をしながら洗濯が終わるまでの時間を過ごし、あとはティッシュなどの必需品の補充をするため売店に行ったりです。

病状は相変わらずですが、経管栄養注入にも慣れた様子です。

あ、そういえばK-coさんの後頭部に500円玉大の円形脱毛を発見しました。
以前、まだ自宅介護していた際に診察のため病院に行く際にぶつけてコブが出来た場所でしたが、そのせいなんでしょうかね?

そうこうしてるうちに洗濯が済んだので、乾燥の済んだ衣類をベッドサイドのキャビネットにしまい込みます。
その後、30分ほど居て、病室を後にしました。

2012年10月5日金曜日

メラチューブについて

10月2日に病院を訪れた際に、医師、相談員との面談を済ませて、病院内の売店で購入した弁当を病棟の休憩スペースの一角のテーブルで、遅めの昼食を摂っていたところにK-coさん担当の看護師さんより、「メラチューブ」というものを購入しておいてくださいとのお話があり、売店で購入できるということなので、先ほど弁当を買った売店で、3本購入しました。

正式名称は

メラ唾液持続吸引チューブ

自力で唾液を飲込めない患者に適用されるものであって、舌上部にチューブ先端を置き吸引器と併用することによって唾液を体外に排出させるための吸引用嘴管である。



K-coサンの場合、嚥下の機能低下で、口内にたまる唾液を飲み込む事が困難で、飲み込みに伴う誤嚥などを防ぐために、これによって溜まった唾液を吸引する必要があります。

2012年10月3日水曜日

急遽、面談

たまたま昨日は休みをとって事務手続きのために小田原に出ていたところに、主治医からの電話が入り、先週末のkーcoさんの自宅での介護に不安があるとの話を受けて、近々に面談したいという事だったので、事務手続きを済ませたその足で箱根病院へと向かいました。
K-coさんがなるべく病院に居たいという意思を伝えたらしく、それに関して主治医と相談員を交えての面談でした。
一時間近くの面談を終えて、病室に行ってみると丁度入浴時間だったらしく留守だったので看護師に「帰ります」と伝え、帰りはいつもなら素通りする、かまぼこ博物館に立ち寄りました。
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工場内は観光客にガラス越しに公開され、蒲鉾作りの体験教室も催されてました。

いつもこっちには通っているのに、見舞いだけで帰ってしまっていたので、こんな見所があるのを知らなかった。(−_−;)

館内には、かまぼこ板を利用した絵画展の作品も展示されており、著名な方々の作品から、一般の方々の力作が数多く展示されてました。

次回、病院に行った際には、K-coさんに写真を見せようと思います。
本当に、病院の目と鼻の先なんですけどね・・・