2013年8月27日火曜日

スポーツ界、土橋さんALSで逝く

今朝、みのもんたのワイドショーで知った。
亡くなった土橋正幸氏 プロ野球、東映の主力投手として活躍し、日本ハム、ヤクルトなどでコーチ、監督を務めた野球解説者の土橋正幸(どばし・まさゆき)氏が24日、都内の病院で死去した。77歳だった。東京都出身。土橋氏は筋萎縮性側索硬化症で療養中だった。



闘病7ヶ月だったそうだ。
ご冥福をお祈り申し上げます。

妻K-coさんも同じ病で、療養中なだけに、身につまされる思いだ。
同じ病とはいえ、その進行と症状は個人差があり、発症してからの余命は人それぞれだということは認知しているが・・・やはりなんというか

その時が来ることも、忘れてはならないことは充分に刻んでおかねばならないと、改めて思った朝。



2013年8月24日土曜日

夏祭り当日

昨日(8月21日)は、kーcoさんが入院している病院で 「ホームカミングデー」 と称した夏祭りイベントが催されました。
K-coさんの長年の友人も来てくれました。

病院駐車場が会場 生バンド演奏中
kーcoさんはこの日に向けて車椅子への移乗トレーニングをして病室から出てお祭りを見るために準備していたのです。
この日のために車椅子への移乗トレーニングの成果
当日は、夕方の経管が済み次第に、会場を見渡せる場所へ車椅子での移動ということで、六時近くになって、ベッドから車椅子に移乗し、呼吸器を車椅子に取り付けて待機。

各病棟の患者さんたちも順次、移動し始めて、ようやくK-coさんの番が来ました。

気切以来半年ぶりに病室を出て、呼吸器を装着した車椅子でお祭り会場が見渡せる病院管理棟二階に移動です。
移動先には、既に何名かの患者さんが、それぞれ車椅子や、ベッドで窓際に集まって、病院スタッフさんたちに見守られながら、お祭りを見物していました。

二階からなので生憎、演奏中のバンドの様子をK-coさんは見ることが出来ませんが、それでも懐かしいビートルズナンバーを楽しめた様子。

会場となった駐車場のほうには、比較的症状が軽く、酸素マスク、呼吸器等を使用していない患者さんや、その家族が、大勢いらっしゃって、祭りを楽しんでおりました。

バンドのステージが終了し、いよいよ花火のスタートです。

花火は、狭い会場を考慮して、大きな花火ではないのですが、20分程度の間、東海大ブラスバンドの学生さん達の演奏に合わせて、打ち上げ、仕掛けなど多彩を極め、楽しめました。
こうして、夏の夜のお祭りが終了して、K-coさんも久しぶりに、テレビ以外の景色を見て、気分転換できたと思います。

病院のスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
殊に、K-coさんを担当してくれていらっしゃる、看護師のS君、数ヶ月前から、この日のために車椅子への移乗トレーニングをしていただき、当日もわざわざ出勤していただき付き添ってくれました。

K-coさん共々、感謝の極みです。

ありがとうございました!!

 

2013年8月12日月曜日

夏祭り


連日の猛暑で日中は外に出るのが億劫になります。(≧∇≦)

kーcoさんのもとへ出掛けるのもお昼前では暑さもピークでちょっと時間ずらして・・・・などと思ってグズグズしてたら時計の針は二時になり、このまま先延ばしにしたところで暑さがおさまるわけもないので意を決して出掛けました。

外に出るとクラっと来るような熱気に足取り重く駅に向かいます。
ホームに滑り込んだ電車に乗り込んでホッと一息つきます。

取り敢えず電車で十五分小田原に着いて、ひとまずカフェで一息。(*^^*)

何だか休憩ばっかりだぁ(^.^)

で、再び活動開始で乗り換えて病院に着いたのは三時半。

病室はエアコンが効いていて汗をかいた自分には快適そのもの。

丁度、病室では家を出た時に送った猫の写真がフォトビジョンに映し出されていました。

kーcoさんに遅くなった言い訳をしながら(≧∇≦)、洗濯に取り掛かります。

合間に、21日の病院で開催される夏祭りの話題です。


このお祭りに向けて今、車椅子で病室を出てお祭り見物に行けるように特訓中なんです。

当日は私も休みをとって同行する予定です。


2013年8月4日日曜日

爪切りとかの実施

日曜日(8/4) 、8月に入って初めての面会です。
お昼に家を出て箱根病院に着いたのは1時ちょっと前でした。

先週まで、発熱があって点滴投与だったK-coさんの腕からは点滴が外れていましたよ。
容態は安定しており、いつものようにテレビを観ています。

7月末に、予め予約を入れていたヘヤーカットをしてもらって、髪もさっぱりとした感じでした。
一週間の近況などを、聞かせながら、目薬をさすと、ずっとテレビに見入っていた眼にスーッとした感じになるのか、眼を閉じて何やらうっとりとした表情を見せます。

その後は、先週やり損ねた爪切りをしてあげます。
爪切りはこれまでも何度かしてますが、毎度、緊張しますね、自分の指なら簡単なんですが、人様の指の爪切りとなるとうっかり深爪しやしないかと緊張します。

今日も、神経を集中しながらK-coさんの指を取って小指から順番に爪を切っていたのですが、親指をちょっと深爪したようで、ポチっと指先に赤い点が出来てしまいました。
ちょっと深爪、ゴメン

 爪を切った後、ヤスリ掛けして爪先を丸くして引っかかりの無い様に仕上げて爪きり完了です。

次は、耳かきです。
これもまた、神経使いますね、K-coさんは寝たきりで、呼吸器の装着で自由に頭部を動かせないので、耳かきしやすい姿勢をとらせるのが容易ではないので、こちらで体勢を変えて綿棒を使うのですが、K-coさんの表情を見ながら声を掛けながら、綿棒を差し入れて行います。

その後は、口腔ケア です。
痰の吸引とかは、常時看護師さんにお世話してもらっているので、私が面会に来た際に行うことといえば、口腔ケア用のウェットティシュで、口の中を拭ってやり、唇と歯茎の間に溜まった粘液唾液が乾燥して固まり、くっついてしまっているのを拭い取ってあげるのです。

最初の頃、K-coさんが、文字盤で示したのは「唇をむいて」という言葉でした。
それを見てぎょっとしたものですが、その意味がわかってホッとしました。
乾燥した、粘液が薄皮のように、唇にへばりついているので、それを取ってくれという意味だったのです。

あとは、お顔を拭いてグルーミング終了です。

一連のグルーミングの間、手に持っていたテレビリモコンの代用であるマイクロスイッチを手から外していたので、元に戻してあげると、上手く操作できない、クレームが^^;

外す前に、持っていたのは人差し指と中指の間に挟んでいたようだったのですが、どうもポジションが変わったらしく、上手く反応しません。

およそ三十分ほど、微調整して位置を変えつつ試してみましたが、どうもいけません(T.T);
ためしに、中指と薬指の間に挟んであげて、確認してもらうと多少状況がよくなった感じ。

微調整して、K-coさんのOKをもらいましたっ!!